この記事は梅酒(Plum Wine)に合うスパイス、梅の収穫時期から梅酒の作る際の分量、使う容器の大きさや保存方法などについて我が家での作り方をご紹介しています。
最後まで読んで頂くと一般的な梅酒は勿論ですが、応用としてスパイス梅酒が作れるようになります。
特にスパイス梅酒については、「梅酒をたくさん作っても同じ風味なので途中で飽きちゃう」と言うあなたにピッタリな作り方です。
また、「分量や容器が良く分らない」という梅酒作り初心者の方にも分かり易く解説しています。
ぜひ楽しみながら読んでくださいね。
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Contents
梅酒作りに合うスパイスは?
梅に合うスパイス・ハーブを連想すると紫蘇が一般的ですが、今回は紫蘇ではなく…
シナモンやスターアニス、クローブなどのスパイスをおすすめします。
作り方は後程ご紹介しますが…
梅酒と一緒にホールスパイスを漬け込むだけです。
とても手軽に作る事が出来ます。
梅の収穫時期は?
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実は我が家…
昨日と一昨日の強風で…完熟した梅の実が、落とされてしまいました。
多分2㎏くらいは有ったようです。
「やっちまった~」と、慌てて収穫し今年の梅酒の分を確保しました。
梅の実の収穫は地域差がありますが、大体6~7月と言われています。
完熟すると自然に落下しますが、自然落下したものは下にクッションがないとアタッたところから傷んできてしまいます。
私はこれをダメージ梅と呼んでいます。
ダメージ梅はジャムにでもすればいいのですが…
「梅酒の梅」は出来るだけ綺麗な状態で漬けた方が見た目にも綺麗で高級感があります。
梅の木が植えてあるお宅は、収穫の時期になったら木の下にビニールシートを敷きましょう。
クッションの替わりになります。
さて、梅酒作りに適した収穫のタイミングですが、黄色くなる前の青梅の状態がおすすめです。
青梅は酸味が強く硬いのですが、風味が強くお酒に漬け込んだ時に梅の実が崩れにくいです。
余談ですが「梅干し」や「梅ジャム」には黄色く熟した梅が柔らかく向いています。
多少甘みも出てきますので、梅干しの場合は赤シソの色素も沁みやすいです。
梅酒の作り方は?
梅酒の作り方は以下の手順で進めていきます。
洗う(あく抜き)
⇩
ヘタをとる
⇩
乾かす
⇩
漬ける
これだけです♪
では順にご説明します。
梅を洗う
収穫した梅を軽く洗います。
青梅はエグ味が有りますので、2~4時間水にさらしてあく抜きしてエグい味を取ります。
熟して黄色や赤味を帯びた梅はあく抜きの必要はありません。
へたを取る
梅の木の枝に繋がっていた部分です。
この部分を取らずに漬けてしまうと、これまたエグ味が出てしまいます。
どうするか?
竹ぐしを使って取り除きます。
取り除く際に梅の実を傷めないようにしましょう。
乾燥させる
キッチンペーパーなどで水分をふき取ります。
ただ…数が多いので、一つづつ拭いていくと面倒だったりします。
どうするか?
我が家はネットに入れて風通しのいい場所に乾くまで放置しています。
部屋が梅の香りで包まれ癒されます♪
ここまでで前工程が完了します。
では、いよいよお酒に漬けていきます!
梅・酒・砂糖の分量と容器の大きさは?
さて、気になるのが分量です。
大まかにですが…
梅1㎏に対してホワイトリカー1800ml(一升)、砂糖500~800g
一般的にご家庭で梅酒を漬けるお酒はホワイトリカーというアルコール分35%の焼酎甲類を使用します。
スパイス梅酒もホワイトリカーで良いのですが、ブランデーやウイスキーを使用するとより一層と芳香な風味を楽しめます。
また、お酒に強くない方で軽めな梅酒が作りたい方はアルコール分25%のリカーを使っても大丈夫です。
標準的な甘さが 梅1㎏に対して氷砂糖800g前後 と言われています。
我が家で800gは甘すぎますので、控えめにして500gで作りました。
ちなみに梅1個当たり50g前後です。
大きい梅であれば20個程度で1㎏になります。
画像に載せた我が家の梅は打っている梅のサイズではL~LLに該当するようです。
まぁ、だいたいでOkです。
砂糖については一般的に梅酒には氷砂糖が推奨されています。
理由は…
純度が高く甘すぎないからです。
とは言え、氷砂糖以外が使えないわけではありません。
三温糖やてんさい糖、黒糖など、少し癖が出ますが好きな方は好んで使われます。
おいしい梅酒の漬け方は?
初めに容器の底が埋まるくらいに梅を敷きます。
その上に氷砂糖を敷いて、再度梅を被せます。
それを繰り返します。
ミルフィーユ状態ですね。
氷砂糖は数時間で溶け始めますので、後は月に1回位で容器を揺らしてあげれば良いと思います。
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梅酒の出来上がりの目安と保存は?
一般的にも6ヶ月から1年で完成と言われています。
保存状態が良ければ1年以上寝かせると更に熟成します。
保存は高温を避け日の当たらない場所に置きましょう。
有ればキッチンの床下収納などが良いですね。
スパイス梅酒の作り方は?
これまでと同様の作り方にホールスパイスを足します。
お酒はホワイトリカー以外ではブランデーやウイスキー、ジン、ラム、老酒などお好みでOKです。
例えば、私がシナモン梅酒を作る場合は?
梅1㎏に対してブランデーやラム酒1800ml(一升)、砂糖500~800g、シナモンスティック適量(2本程度)
この場合は4ℓの容器を使います。
多いなと思ったら700mlのブランデーやラム酒を使って、全体を比率で減らしていきます。
この場合なら、2ℓの容器で十分です。
スターアニス(八角)梅酒であれば?
同様の分量感で、老酒を使ってスターアニス3~5個を使用します。
シソ梅酒であれば?
ホワイトリカーを使って、赤シソを適量(リカー600~700mlに対してシソ100gくらい)漬け込みます。
もしくは普通に作った梅酒を、飲む時にシソジュースで割るのもアリかと思います。
料理に使うスパイスと、合わせるお酒のイメージで色々と試してみると面白いです!
個人的には梅の風味をある程度大事にしたいので、沢山の種類のスパイスを一緒に使うよりも、梅の香りとマリアージュする一種類のスパイスに限定するのがお勧めですが、複数組み合わせて作られても大丈夫です!
そして冒頭の小分けして数種類作るやり方ですが、例えば梅が1㎏あって4種類作ろうとした場合、梅250gに対してお酒450ml、砂糖125g程度、スパイス1種類を、1ℓの容器で4種類作ります。
1瓶で大量に仕込んでもいいのですが、飽きて無駄にしてしまわないように数種類に風味を変えて仕込んでおくと良いです。
こんな感じです↑
余った梅の保存方法は?
さて、今回1㎏くらい梅が余りましたので、梅干しにしようかどうか悩んでいます。
ですが今は梅雨…
天日干しが出来ないので、梅雨明けまで冷凍する事にしました。
梅は冷凍で1か月程度は日持ちします。
(数か月とかあまり長く冷凍すると冷凍庫臭くなるので、個人的にはおススメしません。)
また何か作りましたら記事にしたいと思います。
最後まで読んで頂きまして、有難うございました!
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