こんにちは、ミルです。
日本ではお正月の最後に頂く「七草粥」
使われる春の七草は日本のハーブとも言われ、我が家でも毎年頂いています。
近年では残念なことに、七草粥は使う食材の青臭さゆえ 不味いといわれ
食べるご家庭も 徐々に少なくなっていると聞きます。
今回は、美味しい七草粥の作り方や 一味変えるスパイスやトッピングなどを ご紹介!
日本の伝統や風習を見直していきたいと思います^^b
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日本のハーブ、春の七草とは?
お正月も最近では元旦からスーパーが営業し、七草のセットも早くから手に入り易くなりました。
基本的には葉物が主ですので、日持ちしずらいのが難点です。
今回は、1月3日に購入し1月の6日に作りました。
ですので、通常の冷蔵庫(我が家は真空チルド)で3日程度は普通に日持ちします。
朝日を一杯に浴びた七草たちです^^
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春の七草、菘(すずな)
菘(すずな)とは株の事を指します。
春の七草の一つとされ、根の部分(丸い部分)も葉も美味しく頂けます。
今回は葉の部分が切り落とされていて残念でしたが、葉付で売られている蕪を使用しても大丈夫です。
菘(蕪)は10月頃から市場に出回り、11月~1月にかけてが一番美味しい季節なんです!
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春の七草、蘿蔔(すずしろ)
蘿蔔(すずしろ)はダイコンの事を指します。
一般的に七草として使われるダイコンは、青首ダイコンの様に大きなものでは無く
7~8㎝ほどの小さなものが使われる事が多いです。
だからと言って?
青首ダイコンを使うのがダメだとか、そう言う事は有りませんのでご安心くださいね^^
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春の七草、芹(せり)
三つ葉とよく間違えられるセリです。
三つ葉との違いは、風味もさることながらですが…
三つ葉よりも葉が多く「3つの葉ではなく、5つの葉」が付いています。
同じような所から競り合って葉が出てくる様を見て「せり」と呼ばれています ♪
根付きで売られているものは、良く泥を洗い落として根の部分も使います。
(気になる方は、切り落として下さい)
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春の七草、仏の座(ほとけのざ)
シソ科の植物「ほとけのざ」
昔は「こおにたびらこ(小鬼田平子)」と呼ばれるキク科の食太が使われていました。
根付きで売られているものは、これも良く泥を落として根の部分も使います。
(気になる方は、切り落として下さい)
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春の七草、御形(ごぎょう/おぎょう)
キク科の「ごぎょう/おぎょう」はハハコグサ(母子草)とも呼ばれています。
茎や葉の若い、柔らかい状態の物が食用とされます。
ヨモギを使った草餅やよもぎ餅以前には、ごぎょうが草餅に使われていました
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春の七草、薺(なずな)
アブラナ科の薺(なずな)は日本でも多くの草原に自生しています。
それゆえ「ぺんぺん草」扱いされますが、れっきとした春の七草です^^
根付きで売られているものは、これも良く泥を落として根の部分も使います。
(気になる方は、切り落として下さい)
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春の七草、繁縷(はこべら)
ナデシコ科の繁縷(はこべら)は、「薺(なずな」)同様に日本の草原に多く自生しています。
七草粥に使われますが…
他にも、おひたしやパスタ、炒め物にしても美味しくいただけます ♪
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日本のハーブ!七草粥の美味しい作り方は?
スポンサーリンクさて、春の七草を使った「七草粥」の美味しい作り方です。
お粥ですので、拘るところは限られています。
ポイントは、塩加減とお米から炊く。
これだけで全く別物になりますw
しかも、作り方はごく簡単です!
是非、トライして下さいね^^
七草粥の材料と作り手順は?
お米2号(3~4人)を用意します。
普通に水で研いで土鍋に移します。
土鍋が無い場合は、少し深い鍋で代用でも問題ありません。
吹きこぼれる可能性が有るので、フライパンなど底の浅い物はオススメできません。
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水を入れます。
米1合に対して、約800ml が目安です。
今回は「2合」ですので、1600ml 使います。
これは「全粥を想定した分量」ですので、ゆるくしたい場合は水を増やします。
土鍋の場合でも吹きこぼれる事が有りますので、土鍋の深さの半分以下を目安にして入れて下さい。
嵩が土鍋の半分以上になる場合は、底の深い鍋などを使いましょう。
- 炊き始める前に塩を適量投入。
2合に対して小さじ半分~1/3程度が目安です。 - 始めは、強火で火にかけます。
- 沸騰したら弱火に落としてフツフツさせます。
- 40~50分ほど煮込みます。
お米がつぶれたり、砕けたりしないように
途中で蓋を開けてグダグダかきまぜるのは無しです!
「一粒一粒がふっくら」炊きあがります^^
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土鍋を火にかけている間に、七草を準備します。
時に、吹きこぼれだけ…注意します。
七草を水で洗い流して、ザルにあけます。
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細かめに切って、準備しておきます。
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お粥が炊けたら、七草を素早く投入!
その後蓋をして、約20分蒸らします。
七草は予熱で火を通す事で、食感を残す事が出来ます。
蕪もダイコンも細かく切っていますので、予熱でも充分火が通ります。
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七草粥に良く合うスパイスやトッピングは?
そもそも七草粥って?
お正月で疲れた胃や腸を休め、春の七草の効果によって「万病から身を守る」
そんな考えから始まった風習です。
胃腸を休める目的もあるので、素材の優しい味が基本です。
現代人には少し物足りないですかね?
そんな時にはスパイス!
と、言いたいところですが…
辛いスパイスで胃腸を刺激するのは、お勧めできません。
ですが…
- どうしても味が物足りない。
- 青臭さが気になる。
- 塩気を足したいけど塩分が気になる
と、言う方には「七味唐辛子」でも良いのですが…
この時期のオススメは「柚子胡椒」が良く合います!
七草粥に柚子胡椒をオススメする理由とは?
旬の柚子ですが…
お雑煮などに使って、余らせてしまった!
そんな経験、誰にでもあると思います。
そんな時には「柚子1個から作れる柚子胡椒」のレシピがお役にたてます。
柚子胡椒の良さは?
- 柚子の香りで七草の青臭さが気にならなくなる
- 唐辛子の辛味で食欲を増進
自家製の柚子胡椒は、塩分や辛味も調整できるのが嬉しいですね!
黄柚子の季節も残りわずかですが、今からでもまだ間に合います。
最後の柚子で仕込むと暫らく楽しめます!
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自家製「柚子胡椒」の作り方!準備や注意点、材料は?仕込む時期は?
七草粥に辛くないトッピングは?
そうは言っても、辛い物苦手だし…
そんな方はお節の残りが有れば、是非活用して下さい。
例えば…
- 昆布巻き
- 佃煮
- 黒豆
これらの食材を細かく刻んで七草粥に乗せると、立派なトッピングになります。
混ぜて炊くのは粥の色が黒くなるのでオススメしませんが、上に乗せるのであれば問題ありません。
まとめ
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お正月に「少し食べ過ぎてしまったな~」
とか、「呑み過ぎてしまったな~」と言う方は?
是非、「七草粥」で胃腸を休めて下さい!
特に七草の中でも、アブラナ科の草たちは?
健康効果もバッチリです。
お正月の〆と言えば七草粥ですが…
春の七草を楽しむという観点から考えると?
1~3月は「七草粥」を楽む事が出来そうです。
暖かい春を待ちながら…
暖かいものを食べて過ごしましょう ♪
ありがとうございました。