今回のスパイスはインド料理でカレーのスパイスとして欠かせない。
そしてまた、虫除けとしても使える事で有名な。
クローブ / Clove
の、効能や使い方に付いてご紹介します^^
これから虫が多くなる季節なのでキャンプでも大活躍です!
その反面スパイスですので、 赤ちゃんや乳児に安全か?
合わせてご紹介していきますね。
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Contents
クローブはどんなスパイス?
クローヴ/clove の種類・属性は?
バラ亜綱 >フトモモ目 >フトモモ科 >フトモモ属 >チョウジノキ
「クローブ/Clove」は、フトモモ科の植物チョウジノキの開花前の花蕾を乾燥させた香辛料です。
フトモモ科の植物の殆どは熱帯・亜熱帯(東南アジア・オーストラリア・南米)に分布します。
丁子・丁字(ちょうじ)・丁香(ちょうこう)呼び名の色々はなぜ?
中国では「釘」と同義の「丁」の字を使って「丁香」、「丁子」の名があてられました。
日本でも漢名に従って丁子、丁字(ちょうじ)や丁香(ちょうこう)と呼ばれる事が有ります。
クローブの花蕾の写真を見ると分かりますが、釘に似た形をしていませんか?
フランス語では釘を意味する Clou と呼ばれ、英語の Clove もこれが語源になりました。
クローヴは非常に強い香気を持ち、別名「百里香」とも呼ばれています。
クローブ/clove の原産地は?
原産地はインドネシアのモルッカ群島です。
チョウジノキは種子から発芽し20年ほどで10メートルほどの高さに成長します。
作物としてのクローブは7~8年目頃から収穫が可能になります。
7月から9月と1月から2月つぼみを付け、年2回収穫を行います。
熱帯多雨の地域が原産ですので、温室で十分に管理すれば栽培は可能です。
ですが、露地植えでの商業栽培に適する地域は限られるようです。
インドネシア(モルッカ諸島)年間7~8万トン収穫され世界一の生産量を誇ります。
その他はザンジバル(ペンバ島)、スリランカ、モーリシャス、マダガスカル、コモロ、ペナン、ドミニカなどで栽培されています。
クローヴ/Cloveの用途は?
スパイスとしては肉料理の下ごしらえによく使われます。
肉塊にそのまま刺し、ローストして臭みを消す料理法もあります。
枝や葉からはクローブオイルが抽出できます。
他のスパイスとブレンドすると?
- インド料理のガラムマサラの原料になります。
- 中国料理の五香粉の原料として使われます。
関連記事はこちら
ガラムマサラとチャットマサラ!スパイスの違いや作り方は?使い方は?
クローブを使ったインドのお茶「チャイ」
カルダモン、シナモン、ショウガなどと合わせてチャイの香り付けに使われます。
「チャイ」のレシピメモ(2~3杯)
- 水…100ml
- 牛乳…250ml
- アッサムもしくはセイロンの紅茶葉…小さじ2
- クローブホール…4個
- カルダモンホール…2個
- シナモンスティック…1本
- ジンジャーパウダー…小さじ1/4
- 黒コショウ…少々
- 砂糖…大さじ2
*わずか8工程の簡単な作り方ですので、是非お試しください^^
- すり鉢にクローブ、カルダモン、砕いたシナモンスティックを入れて擂り潰す。
- 1にジンジャーパウダーと黒こしょうを入れて混ぜる。
- 手鍋でお湯を沸かし(100ml)沸騰したらすぐに紅茶場を入れて煮立たせる。
- 3に牛乳(250ml)を加え、煮立ってきたら鍋を火から離し馴染ませるように混ぜる。
- 吹きこぼれない様に中火に落とし、しばらく煮詰めて余計な水分を飛ばす。
- 5に2のスパイスを入れて手早く鍋をかき混ぜながら全体をなじませる。
- 少しトロッとした感じになったら好みで砂糖を入れて混ぜ合わせる。
- 最後に茶こしでスパイスをこしてカップに注ぐ。
合わせて読みたい
グリーンとブラウンのカルダモン!香りの違いと効果は?体に良いレシピは?
クローブの特徴とは?
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クローブの香りの成分は?
クローブの特徴的な香気成分はオイゲノールと言います。
オイゲノールは精油に含まれる成分です。
オイゲノールはクローブの他にローリエ、シナモン、バジル、バナナ、ナツメグにも含まれます。
クローブの凄い効能は?
クローブの精油には殺菌・防腐作用、弱い麻酔・鎮痛作用もあり、虫歯・歯痛の鎮痛剤としても使われます。
良い子の皆さんはマネしないで下さい。
皆が言うように虫除け出来るのか?
ゴキブリがこの香りを嫌うと言われ虫除けとして使用されることがあります。
写真はオレンジにクローブを刺して乾燥させて作ったフルーツポマンダーと言うものです。
フルーツポマンダーはヨーロッパで古くから魔除けやペストなど流行性の伝染病の予防として使われてきました。
作り方は市販のオレンジにクローブを指してゆき、シナモンパウダーをまぶしてから風通しの良い所で2~3週間乾燥させて作ります。
ヨーロッパではクリスマスシーズンの飾りなどに使われます。
スパイスの効果で普通なら腐るはずのオレンジが腐らないんです。
不思議ですね^^
これを部屋に吊るしておくとゴキブリが出にくくなるとか…
クローブオイルを「ごきぶりの通り道」に吹きかけたり塗ったり、ホールのまま小皿に乗せておくと効果が期待できます。
クローブオイル作り方は?
用意するもの
- 携帯サイズのスプレー容器
- 消毒用アルコール(1の容器の半分くらい)
- ホホバオイルもしくはベビーオイル(数滴)
- クローブ、お好みですがホールで10個前後
1~4を合わせて2~3日寝かせると完成です。
*クローブオイルは赤ちゃんや小さなお子さんのいらっしゃるご家庭でも安心して使う事が出来ます。
ですが、肌の弱い方や赤ちゃんはオイルに直接触らないことをおすすめします。
虫除けに使う場合の注意点とは?
クローブの虫除け効果は、あくまでも殺虫ではなく防虫です。
これで、ゴキが死んだりはしません。
空のティーパックにクローブを入れてタンスに忍ばせると衣類に虫が付きにくいと言われます。
これも防虫です。
- クローブをホールのまま置く場合は幼児の手が届かない場所に置きましょう。
- オレンジポマンダーは上から吊るして使う事をオススメします。
インテリアにもなりますね。 - 臭いが苦手な方や妊婦の方にはオススメしません。
刺激することは出来るだけ避けましょう。 - 喘息の方もご注意くださいね。
臭いでむせ込むようならオススメできません。
まとめ
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話題のクミンの効能で「クミンパウダーダイエット」?それ本当に効くの?
インド料理だけではなく、色々な料理に活躍するクローブですが、料理以外虫除けとしても使う事が出来ます。
絶対に効く!とは申しませんが…
特にこれからは「Gの季節」何がしかの対策が必要です。
しかも、早いに越したことはありません!
出てからでは遅いんです・・一匹見たら30匹いると思え・・・
早めに対策しましょう!
早速、我が家も対策です!
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